– SHININGアートディレクター池田晃のnote
「会社員にクリエイティブは酷すぎる」より抜粋。
あるコスメブランドのお手伝いをしていたときのお話です。
そのクライアントさんは、プラスチックフリーのエシカルな赤リップを開発されたのですが、何をどう伝えたらその魅力が伝わるのか迷われていました。詳しくお話を伺っていると,
「日本人はエシカルという視点が足りなさすぎると思う。自分が住む地球を大切にするという気持ちをみんなに持ってほしい。実際には,プラスチックごみのせいで年間…」
ととても強い想いをお持ちで、私は純粋に素敵な方だなと感じていました。
しかし、エシカルについての想いが強いあまりに、赤リップそのものの魅力が伝わってこないのが、うまく魅力が伝わらない要因かもしれないと思いました。なぜ赤リップなのかという質問をすると、ふいをつかれたように「あ、ちゃんとそこ考えていなかったかも」という答えが返ってきました。
このようなことは私もよく経験しています。
クライアントさん自身には何の非もなく、ひとつの想いが強すぎるがゆえに、他のことへの意識がどこかへ飛んでいってしまうだけなのだと思います。
想いだけでは形にできない
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