こんにちは、ナチュラルライフ探求ライターmiaです。
ライターのノウハウを身に付けて、ライターとして活動したい。もしくは副業として、好きな書くことで収入に繋げたい。そんなあなたのための、「Writer style(ライタースタイル)」。
今回は、Webライターになりたての方が通る道、「どこまでがライターの仕事?」問題について。
先方から色々と求められることに対し「それって別料金なの?」「それとも原稿料に含まれているの?」とモヤッとしている人もいるかもしれません。
そういう問いに対して、私の経験からお答えします。
「どこまでが仕事?」問題
私はフリーランスなので、どうしてもほかのライターさんの動向や傾向は、SNSで知ることが多いのですが、最近よく目にするのは「こういうこと求められたのだけど」「ライターってここまでするの?」「執筆だけしたい」といった声。
わかりますわかります、私もそうでしたから。笑。私の場合、最初は紙媒体の仕事がほとんどでしたのでテキストだけワードなどで納品することが一般的でした。
Webのお仕事をするようになっても最初は、そのように納品する仕事ばかり(たまたまです)。でも最近は時代の流れもあるでしょうが、ライターにIDとPWが配布され自分たちで入稿するスタイルが増えています。
「求められることが多過ぎる」と思う人も多そうですが、私が思うことは「一度やってみてから」。
やる前に反応して色々と言いたくなる気持ちはわかります、でも実はやってみたら意外と大した手間でもないということも少なくないのです(経験者!笑)。さらに数をこなすほどに慣れていき、ますます大したことではないと思えるほどに・・。
なので反応する前に、まず一度やってみる。その後でやっぱり「これは私の仕事ではない!」と思うなら「やってみたら結構大変なのですが・・」と先方に相談してみてもいいのではないでしょうか。
執筆だけなら紙媒体
身も蓋もない話で恐縮ですが、こういった一切合切、考えるのも煩わしいわ、という方はその心配がない紙媒体のお仕事をおすすめします。
文字の流し込みグラフィックデザイナーやDPTデザイナーがしてくれるため、ライターはテキストを納品することで役割を果たせます。写真の選定は編集やデザイナーにお任せです。執筆だけに力を注げます(取材があることも多いですが)。
「ライターは執筆だけしたい」。そういう考えを否定しているわけではありませんし、私もそういう部分があるのでよーくわかります。笑
ただ正直言って「これからのライター」は、そうも言ってられないのでは、と思っています。というのもフリーランスという働き方がどんどん増えていくなかで、厳しい出版業界から出る雑誌やフリーペーパーなどで執筆する機会を得ることは、ますます難しくなるでしょうから。
自分のルールを設ける
毎回考えるのが面倒であれば、「どこまで原稿料に含む」かを自分で決めておくのはどうでしょう。
例えば写真選定、WP打ち込み、装飾、構成のありなし、など。
先方との最初のミーティングで原稿料の話になった際に、あまり細かいことを言わない方がいいというアドバイスもありますが、私は最低限の希望を伝えるようにしています。
例えば提案された金額に「お⁉」って思ったなら、「いつもこれくらいいただいてますが、ゆくゆく原稿料は上がりますか?」とかズバリ「どこまでがライター側の担当ですか」など。このすり合わせのポイントは素直さとコミュニケーション能力、です。笑
その希望がすぐ通らなくてもいい、そこが目的ではありません。
最初の段階で伝える目的は、あくまで自分の希望やルールを先方のなかに印象として残すこと。いつか「そういえばあのライターが値段交渉していたな」と思い出してもらい、その頃の私の実力に応じて検討してもらえることに繋がるからです。
ちなみに私の場合ですが、WP入稿はしたい派です。
というのも改行や装飾など、記事の仕上がりは見た目も重視しているため、できる限りそこまで関与したいのです。笑
書きたい媒体ならそのルールは甘くなる
大事なのは「どこまでしてもその媒体で書きたいか」という、自分のなかの優先順位だと思います。
「通常ここまでだけど、この媒体で書きたい気持ちが大きいから、ここまでならやろう!」という風に。自分のなかのルールはあくまで、判断のベースとなるものに過ぎません。要は、どこまでならハッピーに仕事ができるか。
例えば先日も逆に、「写真はこっちで選びます。テキストで納品を」とおっしゃる先方に、「私、WP打ち込みしますよ」と申し出ました。
それは彼女がその媒体のたったひとりの編集者だと知ったため、少しでもお手伝いしたい気持ちが湧いたからです。こちらとしてはいつもしていることなので、なんてことはないのですが、喜んでいただけてこちらまで嬉しくなりました。
柔軟さと軽やかさと
たった20年弱で、インターネットの普及により媒体やメデイアの発信の方法やスタイルは様変わりしました。ということは、今後も目くるめく変化が訪れる可能性があるということ。
どの業界でもそうですが、AIの進化に伴い、働き方は変化を続けるのは間違いないでしょう。
柔軟に対応すること、「今までならこう」と軽々と手放すこと、そのなかでも自分の軸はぶらさないこと。
ライター業に関しては、求められることと提供できること、そして自分にとって納得のいく金額という目安。これらのバランスを取ることができれば、変化のなかで進化していけるはずです。
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