こんにちは、ナチュラルライフ探求ライターmiaです。
ライターのノウハウを身に付けて、ライターとして活動したい。もしくは副業として、好きな書くことで収入に繋げたい。そんなあなたのための、「Writer style(ライタースタイル)」。
今回は、最近SNSなどでよく目にする「文字単価」問題についてです。
全てがデジタル化に移行するなか、Webライターという職業が確立されつつあるようです。
そして、これは私の今までいた、そしていると思っていた「ライター業界」とは全くの別物かもしれないと思い始めています…。笑
※ここから書き進める内容は、あくまで個人的な見解ですし、すでにそうある内容をジャッジするものではありませんので悪しからず
文字単価って何?
私が別物だと感じる理由、そのひとつが、文字単価。
ピンと来たあなたは、すでにライター、もしくはライターを発注する側の方かもしれませんね。つまり「一文字〇円」という依頼方法です。1,000文字書いたら1,000円、という原稿料の計算になります。
ここには肝心なたくさんのものが抜けていて、さらに大切なことを見失う可能性があると私は考えています。
企画・構成・取材・校閲はどこいった?
ライターの仕事を、文字数を増やすことだと思われているなら、それは大きな勘違いかもしれません。
Webでも紙媒体でもまず企画ありき、そして構成を考え、(ここで)記事を執筆し、取材(リサーチ含む)をし、写真を撮影(選定)し、校閲し、WebならWPに納品する。これらの一連の流れを、文字数で測ろうとするのは、まったく表面的にしか見えていないと言っているようなものです。
ただその分単価に上乗せしておきます、というような場合は別。例えば一文字20円とかね!残念ながら、SNSを見ていると0.5円から1、2円というのがほとんどです。
運営しているサイトのコンテンツのボリュームを増やすために、そのように考えているのは明白です。ライター人口が増えるほど、そういう依頼者が増えているようです。そしてそれらを受けるライター初心者も…。
文字数で稼ぐ、は本末転倒
大切なものを見失うというのは、文字単価にしてしまうと「稼ぐためには文字数を増やす」という思考に陥りがちだからです。
例えば本当は1,400文字くらいでわかりやすくまとまったのに、1,400円では稼ぎが悪いと2,000文字を目指すとします。すると600文字くらい、補足や例えを引きずりだして追筆するので文章のバランスが崩れ、本当に伝わりたいことがわからなくなることも…。
プロのライターが、本質的な文章の見極めができなくなることは致命傷では?と私は思うのです。
ライターは仕事、修行じゃない
よく聞くのが「最初だから安くて仕方ない」「修行だから」「お金をもらって書かせてもらっている」という言い分です。
確かにライターは書くことでしか、取材ライターは取材することでしか鍛えられません。ですが、仕事を受ける前にできることはたくさんあるのですよ。もちろんライター講座を受けるのもそうですし、最近ではたくさん役に立つ本も出版されています。ほかにも毎日ブログを書く、など自分で自分にハードルを課して地道に腕を上げるなど、見えない部分で努力をするのもプロ意識、ではないのかな。
ある程度自分のベースを作った上で、プロとして仕事を受けるという方法もありますよ、ということ。
ものごとをもっと俯瞰して見よう!
私自身が、文字単価で原稿料を計算することに慣れていないこともありますし、もしかしたら今後の世界はそちらが主流になるのかもしれない…。
でも自分の仕事の価値を、簡単に「文字単価」に置き換えないで欲しいと思うのです。
もっと自分の感覚を頼りにしてもいいと思いますよ。
これだけのパワーを注いだから、このくらいはもらえるだろうという感覚はあながち間違っていません。もちろん、最初の頃は一記事を仕上げるのに、より時間が掛かっていることも理解した上で、ですが。笑
私がクリエイティブ業を始めた頃より、単価は下がっているのかもしれませんから、私もその都度情報はアップデートしないと、と思っています。でも、「仕事」として受ける以上、ある程度の報酬は見込める世界で会って欲しい。笑
文字単価、という一文字単位であれこれ言っているうちは、目の前のことだけに囚われている状態です。人生全般に言えることですが、ものごとは全体像を見ることで解決策が見つかることも。そして、本当に大切なこともより理解しやすくなります。
引いて見る、俯瞰で見る、その大切さを少しでも伝えたいと思いました。
あ、校閲は別ですよ、目を皿のようにして見る!見ても見ても見つかるんだ、これが…!苦笑
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