好きなことで生きていく、これが新時代の「幸せの定義」

 

「風の時代」が到来したからなのか、「コロナ禍」がそうさせたのかは分かりません。

いずれにしても、時代は変わったのです。

このことを否定する人はもはや誰もいないでしょう。

ただ、時代の変化と共に「幸せの定義」も変化していくことに気付いている人は、どれくらいいるでしょうか。

 

「幸せ」には2種類ある

 

まず、「幸せ」とは何なのかを見ていきます。

ここでは日本人になじみの深い仏教の考え方をベースに「幸せとは何なのか」をひも解いていきましょう。

仏教によれば、幸せには「相対的な幸せ」と「絶対的な幸せ」の2種類があると言います。

 

「相対的な幸せ」

「相対的な幸せ」とは、周囲の環境や人、過去や未来などとの外側との比較によって得られる幸福感のことです。

比較する対象が必要ですので、その時々の状況で「相対的な幸せ」のバロメーターは乱高下します。

 

「絶対的な幸せ」

外側からもたらされる「相対的な幸せ」に対し、「絶対的な幸せ」とは外側の状況に左右されずに得られる幸福感のことです。

人間が欲しくてたまらないものは、実は物質的なものではなく、この「絶対的な幸せ」にあるかもしれません。

余談ですが、瞑想やマインドフルネスはこの「絶対的な幸せ」を得るための方法の一つです。

 

時代によって変わる

冒頭で、「時代の変化と共に幸せの定義も変化した」と記していますが、この仏教の考え方だと、時代によって定義が変わるのは「相対的な幸せ」の方だと言えるでしょう。

例えば、高度成長期の日本は「(人より)所有すること」が幸せでしたよね。

一方、物質が飽和した現代の日本は、可能な限り「所有しない」ミニマリストという生き方に幸せを感じている人がたくさんいます。

これらは正反対の「幸せの定義」です。

 

「幸せ」を再定義するときがきた

 

ではここから、すでに始まった新時代の「(相対的な)幸せの定義」について考えてみます。

ものすごく端的に言えば、これまでのように「(人より)どれくらい多くお金を持っているか」ではなく「(人より)どれくらい好きなことをしているか」が、それに当たるでしょう。

なぜそうなるのか、以下で解説しています。

 

「お金の問題」はAIが解決してしまう

 

「好きなことをして生きていけるのは一握りの人だけ」と、あなたは思っていないでしょうか。

確かに、これまではそうだったかもしれません。

しかし時代は変わったのです。人々が考える「お金の問題」はAIが解決する可能性が高いのですから。

人気作家であり社会分析に定評のある「橘玲」氏は著書『無理ゲー社会』の中で以下のように語っています。

「民主的な手続きによるものか、”超絶AI”に任せるのかは別として、将来どこかの時点で、負の不均衡な分布は解消されるだろう。なぜなら「お金は分配できる」から。

これはつまり、誰もがお金の心配をする必要がなく、好きなことをして生きていける社会がくる、ということを示唆しています。

 

「ベーシックインカム」の現実味

 

コロナ禍を皮切りに「ベーシックインカム」の導入が少しずつ現実味を帯びてきた昨今、橘氏の発言はSF世界の夢物語ではなさそうです。

なお、ベーシックインカムとは、政府がすべての国民に対して 一定の現金を定期的に支給するという政策のこと。すでにドイツなどで実験的に導入されています。

また日本でも、 新しいお金のシステムの開発が着々と進められています。

 

もちろん、今すぐにお金のシステムが一変するわけではありません。

しかし遅かれ早かれ、お金や物質に重きを置いた「(相対的な)幸せの定義」が完全に崩れるのは火を見るより明らか。

だとすれば、私たちは今から自分が本当に好きなことを発掘しそれを深めていく作業をやっておいた方が良さそうです。

「生きていくお金さえあれば何もしなくても幸せ」という人はまれでしょうから。

 

平均寿命は100歳を超えるという事実

 

先進国の平均寿命は年々伸びています。

「2007年に生まれた日本人は、107歳まで生きる確率が50%ある」という試算まで出ているほど(参考文献はこちら)。

倫理的な問題はさておき医学もますます進歩するでしょうし、今の20代〜40代の人たちの平均寿命が100歳を超えるのは想像に容易いです。

「余生」なんて言葉は死後になるでしょうし、健康寿命が100歳を超えそうですから、「生涯現役」なんて当たり前になっていくはず。

なおかつお金の心配もないとしたら、「好きなことをして生きる」ということが否が応でも求められそうです。

 

新時代を垣間見られるおすすめ本

 

最後に「(相対的な)幸せの定義」が変わる新時代を垣間見られ、生き方を再考する上で参考になる本を2冊ご紹介します。

 

専業主婦は2億円損をする』橘玲著

 

先にご紹介した『無理ゲー社会』と同一著者の本。

発売当初は炎上したそうですが、当然この本の目的は専業主婦をバッシングすることにあらず。

日本に根強くある「スペックの高い男性と結婚することが女の幸せ」という通説を、論理的に打ち砕いているだけのこと。

もしタイトルに抵抗感があるなら、『無理ゲー社会』の方をおすすめしますよ。

 

目覚めへのファイナルメッセージ』  並木良和著

 

今起きている時代の変化をスピリチュアル的な観点から考えたい方は、こちらの本がおすすめです。

新時代を幸せに生きるための「心の在り方」だけではなく、2050年までに起こりうる変化なんかも具体的に書かれていますよ。

さらっと読めるのに内容は濃い、満足感のある一冊。

 

まとめ

 

これまでの時代は、「相対的な幸せ」と「絶対的な幸せ」の定義があまりにもかけ離れていました。

しかし、「人よりどれくらい好きなことをしているか」が新時代の「相対的な幸せ」定義のであるならば、

それを追い求めていった先には「絶対的な幸せ」が待っているように思えます。

これからの時代、頭を切り替えなければ乗り越えられないことも多々あると思いますが、それは時代が変わったのだから仕方がないこと。

いろいろあると思いますが、この際面白がって乗り越えていきましょう!

編集長さくみ

[ 好きなことで生きていく、これが新時代の「幸せの定義」 ]"好き"で生きる2021/08/08 21:45