美や健康についての情報が溢れる中、なかでも特にメディアを賑わせているのはさまざまなダイエット法ではないでしょうか。いかに多くの女性が「痩せて美しくなりたい」と願っているかがわかります。
ただダイエットは続けるのが難しいため、成功体験に辿り着く前に挫折してしまう人も少なくないはず。そんな方に特におすすめしたいのが 「自分と繋がるダイエット」 なのです。
「痩せる=美しい」「〇キロ痩せること」を目標としていた今までのゴール設定を書き換え、誰でも継続可能なこの新メソッドを今必要な人に知ってもらいたくて、元ダイエッターでもあり発案者のさくみさんに、その誕生秘話やメソッドに対する想いを聞いてきました。
目次
Q.まず、さくみさんのダイエットの歴史について教えてください
私とダイエットの関わりは長いですよ(笑)。
高校時代からそれこそ、この「自分と繋がるダイエット」を発案するまで、何らかの形でダイエットを意識していましたから。
高校時代は実践というよりは研究やリサーチが主でしたけど。高校で卒論があったのですが、「ダイエット」をテーマにしたくらいです。このとき辿り着いた結論は「健康的に痩せなければ意味がない」でしたね。
実際にダイエットをはじめたのは大学入学後。部活を止めたことで自分の体重や体型の変化を感じたのがきっかけです。「こんな私じゃ彼氏ができない!」と、彼氏ができない理由を自分の体型と結びつけ、ダイエットについてとにかく調べはじめました。
ここからが私のリアルなダイエット・ライフのはじまりです(苦笑)。
–具体的にどのようなダイエットをされたのですか
私はとにかく食事制限やきつい運動が嫌で…(苦笑)。
「3週間で痩せるダイエット」という本に出会ったときは「これだ!」とピンと来て、このときはとにかくスピード重視でその本に紹介されていた「炭水化物オフダイエット」を実践しました。
結果的に痩せましたが、私の身体には合ってなかったのでしょうね。身体の冷えが深刻化して、体調不良まで起こして辞めました。
ただ彼氏はできたんですよ。痩せて私にも自信が付いたのかもしれませんが、たまたまこのタイミングで彼氏ができたので「やっぱり痩せているといいことがある」という観念が根付いてしまったのです。
-なるほど、とてもわかりやすく興味深いお話です。その後はどうなりましたか
「炭水化物オフダイエット」からは手を引いたのですが、そこから太ることは恐怖だという思いに憑りつかれてしまいまして…。
次に試したのが「一食置き換えダイエット」でした。毎日一食を「カロリーメイト」「クリーム玄米ブラン」に置き換えるのをなんと3年!特に劇的な変化はありませんでしたが、なんとなく体重をキープできたのでそれでよし、という感じでした。
でも新人看護師時代には人生初の「食べられない時期」を経験し、ダイエットどころではなくなりましたけれどね(苦笑)。激務から生理は止まり激やせに…。半年くらいして仕事に慣れて色々吹っ切れたら、また食べられるようになりましたけれど。
-激動のダイエットライフでしたね。その後ダイエットは止めたのですか
ダイエット自体はしていなかったけれど、カロリー計算は常にしてたかもしれませんね。食べることが恐怖という思いは常にどこかにあったのかも。食べ過ぎると罪悪感を感じ、無意識にも食に対して色々と制限をかけていたと思いますよ。
Qさまざまなダイエットを得て辿り着いた「自分と繋がるダイエット」なのですね。生まれたきっかけを教えてください
ちょっとぶっとんだ話になるんですけど…。
きっかけは去年の5月に夢の中で「赤い火の玉」を見たんですよ。もういきなりぶっとんでますが続けますね(苦笑)。
そして直感的にそれが「私の魂」だということがわかりました。そして声が聞こえてきたんです、「もう思考の奴隷にならないで」と。まぁ、私の声なんですけれど、遠くから響いて聞こえるみたいな。
この経験が鮮烈に印象に残っていたのか、目が覚めてからインスピレーションを受けました。一言で言うと、「自分の魂の中に自分に関する全ての情報が入っている」ということです。その情報とは容姿やマインドやとにかく全て。
それはつまり、魂は全部お見通しで全てを知っているのだということに気付いたんです。このときの衝撃は大きかったですね、大げさではなく「人生の謎が解けた」と思いました。それはダイエットに限らずに。「自分に必要な答えは自分の中にしかない」と感覚的に掴めた瞬間でした。
それなら「魂=自分」に繋がることで、本来の自分になれるんじゃないか。これをダイエットに活かせないか、と考えたのがきっかけです。
-なるほど、非常に興味深いお話です。
夢に出てきた「思考の奴隷」というのは具体的にどういうことですか
そもそも私もかつてそうだったからわかるんですけど、ダイエッターっていつも無意識にも制限やブレーキを掛けているんですよ。食べることに関して特に。こうした方がいい、この程度にしておこう、と身体が求めるものではなく思考して答えを出す、みたいな。それでは食事も楽しくないですよね(苦笑)。
私自身がきっとその時「思考の奴隷」状態にいたのだと思いますが、それを自分の魂が教えてくれたんだと感じています。
Q 数あるダイエットの中で、ほかと違う点を教えてください
「ダイエットのゴール」が根本的に違います。
先ほども少しお話しましたが「マイナス何キロ痩せる」では、常に数字を追うだけのダイエットになってしまい苦痛を伴いがちですよね。そして痩せた後もまた数字を追い続け、1キロや2キロ増えた減ったで、一喜一憂することになります。それではいつまでたってもそんな生活から抜けられません。
「自分と繋がるダイエット」は本来の自分、自分の身体に戻ることをゴールとしているので、それはそのままその後の人生の生き方や在り方にも繋がってきます。そういうぶれない軸のようなものを持つことができるのは、ただ痩せる以上のメリットがあることに気付いてもらえると思います。
Q具体的にはどのようなことをするのですか
まず大前提として、「自分の身体が求める食べ物を選び、自分の人生を生きるこを選ぶことで、自分本来の身体になっていく」というのが、「自分と繋がるダイエット」の根底にある考え方です。
そして、このメソッドが最終的に目指すのは「好きな時に好きなものを好きなだけ食べても、太らない身体になる」という状態。
Qどのような人にチャレンジしてもらいたいですか
かつての私のようなダイエット難民、万年ダイエッターの女性ですね。
数あるメディアの情報に踊らされ、色々齧ってみるものの続かない。でも痩せたいからまた新しい方法を試してみる。そんな人にこそ違いがわかってもらえると信じています。
-それはどうしてでしょうか
そもそも自分もそうだったからわかるのですが、ダイエット難民や万年ダイエッターの女性は「何のために痩せたいか」が明確になっていないと思うのです。「何キロ痩せたい」と目標設定はするものの、でも何のためにという部分の本質がわかっていない、だからこそ全てが中途半端になってしまうんですよね。
あと最近は、ジムなどで鍛えるボディメイクとダイエットがごっちゃになっているケースも多い気がします。ダイエットにおいて、目指すところを明確にすることは、とても大切です。
Qどのような変化が期待できそうですか
一言で表現するなら、「自分に自信が付く」ことです。
自分というのは唯一無二の存在で、自分だからこそ素晴らしいということがわかれば、本来は自信を持っていていいはずだと分かるのですよ。
本来の自分に戻っていけば、人と比べることもなくなります。それはとても自由なことです。
-実際にさくみさんも同じような変化があったのですか
もちろんです!なにより私自身がこのメソッドの初の実践者ですからね(笑)。
「自分と繋がる」ことで体重のみならず、今も私の顔がどんどん変化していて、それも面白く観察しています。自分の本来の姿に戻っていっているのでしょうね。
あとわかりやすい変化は、やはりずっと感じていた食べることへの罪悪感や制限から解放されたので、心置きなく食事を楽しめるようになったことは大きいですね!
文・写真:mia
自分と繋がるダイエット詳細はこちら