植物の力を借りて不調を解消?!フランスが本場の「フィトセラピー(植物療法)」とは

植物療法

 

病院に行くほどではないけれど、プチ不調を抱えている、気になる症状が長引く…。

フランスなどのヨーロッパではそんなときハーブ薬局を訪れフィトセラピスト(植物療法士)から、今の症状に効果的なハーブや飲み薬(チンキ)の処方を受ける、「フィトセラピー(植物療法)」を選択する人も少なくないそう。

今回は日本ではあまりまだ知られていない、フィトセラピーについて詳しくご紹介したいと思います。

 

1.「フィトセラピー」とは

フォトセラピーとは

フィトセラピーとは、ギリシャ語で植物全体を指す「フィト」と治療や療法を指す「セラピア」を組み合わせた言葉で、日本語では「植物療法」と呼ばれています。

 

自然治癒力に働きかける

もともとヨーロッパ諸国ではハーブティーやアロマテラピーなど、植物の持つ力を活かしたお手当や療法を生活に取り入れてきました。これは私たちが本来持っている自然治癒力に働きかけることで、病気の予防やケアをするというもの。

特にフランスでは医学的に効能を認められ一般的に浸透していています。フィトセラピーの専門家に相談できる「エルボステリア」と呼ばれるハーブ薬局があり、気軽に利用できます。

 

どんな人に向いている?

フィトセラピーとの相性が良く、向いているのは以下のような人だと言えるでしょう。

  • 身体が本来持つ治癒力を信じている
  • なるべく病院に行きたくない
  • なるべく薬に頼りたくない
  • 植物に興味がある

フランスでは医療の現場で活用されているとはいえ、日本ではまだまだ即効性やエビデンスを求めて現代医学に頼る人が多いですよね。

そういった人が、心から納得できていないのに無理に自然療法を受ける必要はありません。

「信じたものが効く」というプラシーボ効果は大きいので、フィトセラピーを信頼できる・期待が持てると感じられる人こそまずは試してみて欲しいです。

 

根本からの治癒が期待できる

フィトセラピーは現代医学の薬と比べると、自然界にある力なので穏やかに効くことがポイント。急性の不調やケガは、もちろんすぐ病院へ行くなど臨機応変に対応することが大切です。

ただ対処法ではないため時間はかかりますが、免疫力や自然治癒力を高め体本来の状態を取り戻すという、根本からの治癒が期待できます。

 

2.植物が人を癒す力を持つのはなぜ?

植物の力

「植物で体調が改善できる」と聞いても、ピンとこない人も多いでしょう。

でもちょっとした不調を常に抱えがちな現代人にとって、リスクが少なく体に根本的にアプローチするという植物本来が持つ力は、試さない手はありません。

 

「フィトケミカル(植物化学)成分」が人間にも役立つ

そもそも植物の人を癒す力とは、何でしょうか。

実は植物には、太陽光線や害虫など過酷な自然界の中で生き延びるために、自ら作り出した「フィトケミカル(植物化学)成分」があり、その働きは科学的にも証明されています。
これらは植物が自分たちを守るために作り出す成分ですが、実は人間の体にも役立つものなのです。

具体的には、抗酸化作用や解毒作用、鎮痛作用、免疫力を高める作用などがあります。

 

3.日常で活用する「フィトセラピー」

日常で活用するフィトセラピー

ヨーロッパ諸国では伝統療法として身近な存在ですが、日本ではまだあまり浸透していない「フィトセラピー」。

本場フランスのように気軽に相談できるエルボステリアとまではいかなくても、最近ではフィトセラピー専用のサロンはじめ、美容サロンやリラクゼーションサロンなどでも扱いがあるところも。

美容院を探す感覚で、一度調べてみてもいいかもしれませんね。

またサロンへ足ばなくても、フィトセラピーをセルフケアとして利用するのも一案です。

 

ハーブの恩恵を食べる・飲む

メディカル(薬用)ハーブには、生のフレッシュハーブと乾燥させたドライハーブがあり、フレッシュハーブは自然の香りがより強調され、ドライハーブは有効成分が濃縮され効果が高まるとされています。

ハーブは専門店やフィトセラピストがいるお店で買うのがベストですが、最近では通信販売でも購入が可能です。

フィトセラピーとして利用するのであれば、ぜひオーガニックの良質なものを選ぶようにしたいですね。

 

「ハーブティー」ではぜひドライハーブを試してみて

ハーブティーそのものは、スーパーや輸入食品の店で簡単に手に入るため飲んだことがある人も多いのではないでしょうか。

フィトセラピーのより高い効果を求めるなら、ぜひドライハーブを煎じて飲むスタイルを試してみて。専門家に相談できる店なら症状を説明しながら、あなたの今の身体に合ったハーブを調合してくれるでしょう。

通信販売でもあらかじめ専門家が監修したブレンドを購入することができ、目的や症状別に種類も豊富なので選ぶのも楽しい時間に。

 

もちろんハーブは料理にも大活躍!

一皿のアクセントとして、またレシピによって主役になるほど存在感のあるハーブも。

バジルやミント、ローリエ、ローズマリーなどは自宅のベランダや庭でも育てやすいので、自家栽培するといつでもたっぷり摂取できておすすめです。

効能的にはもちろんですが、ハーブを料理に加えることで味わいがぐんと増すのも嬉しいですよね。

 

4.フィトセラピーに欠かせないエッセンシャルオイル

フィトセラピーに欠かせないエッセンシャルオイル

植物の香り成分を抽出した「エッセンシャルオイル(精油)」も、フィトセラピーにかかせないアイテムです。

 

天然成分100%のものを選ぶ

雑貨店でも豊富な種類のアロマグッズを目にすることがあると思いますが、不調改善を目指すなら、天然成分100%のエッセンシャルオイルを選びましょう。

「アロマオイル」として販売されているものは、合成香料やアルコールが入った主に香りを楽しむもので、よりリーズナブルなのも見分けるときのポイントです。

 

エッセンシャルオイルの活用法

エッセンシャルオイルはディフューザーで香りを拡散する芳香浴法や、バスタブに入れ全身浴や足湯などに使う芳香浴法、マグカップに数適垂らして香りを嗅ぐ吸引法、マッサージなどで肌や鼻を通して体内に取り込みます。

詳しくは、今惹かれる香りは、今のあなたが求める香り。アロマに包まれる心地いい暮らしをはじめよう – MY SHINING LIFEの記事も参照くださいね。

 

5.「フィトセラピー」おすすめの2冊

フィトセラピーを学ぶ本

「フィトセラピーについてもっと知りたい!」と思ったら、まずは専門家が書いた本を読んで実践してみましょう。図や写真たっぷりのわかりやすい本も多く重宝します。

 

『自然のお守り薬』森田敦子著

日本のフィトセラピー第一人者、植物療法士の森田敦子氏による一冊。

不調ごとのお手当方法や、スキンケアなどキレイのための情報が満載です。美しい装丁に、ハーブや精油の詳細が載った使える別冊の「minibook」。

一家に一冊買って置いておきたくなります。

 

『パリジェンヌの薬箱』神津まり江著

パリジェンヌ8人の薬箱やライフスタイルを紐解きながら、その美と健康の秘訣であるフィトセラピーを解説しています。

現地取材にはフィトセラピーのパイオニア森田敦子氏が協力。写真も多くまるで役に立つ写真集のよう!日本人女性へ向けた情報もあるので必読です。

 

 まとめ

フィトセラピーまとめ

本来の体を取り戻すことを目的としたフィトセラピー、いかがでしたか。
ハーブやアロマなど、楽しみながら気軽に始められそうなのが嬉しいですよね。
日本でも昔から風邪には梅干しやショウガ、婦人科疾患にはよもぎなど、植物の持つ力を信頼した自然療法が行われてきました。
そのような暮らしに身近なお手当や伝統療法を見直す、いい機会にもなればと思います。

参考文献:日本フィトセラピー協会

文:mia  構成:mia 編集:さくみ

[ 植物の力を借りて不調を解消?!フランスが本場の「フィトセラピ... ]健康2020/07/02 18:00