SEOという言葉を聞いただけで、「うっ、、、、」となる女性も多いかもしれませんが、テクニックから入るのではなく基本から学べば、その抵抗感もきっと薄らぐはず。
今回は、女性がSEOを学ぶなら最初に手に取ってほしい一冊の本をご紹介します。
「10年つかえるSEOの基本」
大手の本屋にはSEOのコーナーが設置されており、たくさんのSEO対策本が置かれています。
そしてそのほとんどが、いわゆる「テクニック」を重視したもの。
確かにテクニックも大切ではありますが、それが活かせるのは基礎があればこそ、ではないでしょうか。
それに、SEOのテクニックは非常に細かい上に「絶対の正解」というものは存在しません。基本を知ったあとは結局自分で試行錯誤をしていくしかないのです。
だからまずは、この本で「10年つかえる基本」をおさえましょう。
イラストを交えながら優しく解説
「10年つかえるSEOの基本」は、フルカラーでイラストを交えながら、
②絶対におさえるべきSEOテクニック
が書かれています。
内容は濃いですが、小難しい印象を与えさせないので、一〜二時間で読み終えられるはず。
また、どれも「すぐに」活かせる内容なのが嬉しいところ。
そもそもSEOって何なのか
SEOという言葉が一人歩きし始めて久しいですが、そもそもSEOとは何なのか。
ここを「検索で上位に表示させるための技術」と考えてしまうと、SEOの本質を見失ってしまうことに。
上記の本でも何度も力説されていますが、SEOとは「みんなが検索を通じて知りたい情報を見つけられるようにするための技術」です。
求められるのは、思いやりの気持ち?
SEOを意識すると言っても、実際に行うことはこのようなこと。
検索してくる人は、今どういった状況にあって何を求めているのかに想像を膨らまし、「自分が言いたいこと」ではなく「その人が知りたいこと」を書く。さらにもっと踏みこんで、その検索している人が「しっくりくる」言葉づかいを選定する…。
そう、実は、多くの人が思っているよりも、SEO対策はアナログな技術であり、究極に求められているのは「思いやりの気持ち」といったところでしょうか。
SEO対策で一番大切なこと
SEO対策と言えば、「文章の中に最低○回はキーワードを入れる」という印象を持っている方も多いでしょう。
確かにそれも一理はあるのかもしれませんが、実はそこまで重要なポイントではないようです。
なぜならSEO対策で一番大切なことは、いいコンテンツ(記事)を作ること、だから。
それを言われてしまうと元も子もないような気がしてしまうかもしれませんが、Googleは「良質なサイト」についてこのように提示しています。
⚫︎この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか?それとも素人によるものか?
⚫︎サイト内に同一または類似のトピックについて、キーワードがわずかに異なるだけの類似の記事や完全に重複する記事が存在しないか?
⚫︎あなたはこのサイトにクレジットカード情報を安心して提供できるか?
⚫︎この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
⚫︎このサイトで取り扱われているトピックはユーザーの興味に基づいて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上非表示を目的として選択されたものか?
⚫︎この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
⚫︎同じ検索結果で表示されるほかのページと比較して、はっきりした価値を持っているか?
⚫︎コンテンツはきちんと品質管理されているか?
⚫︎この記事は物事の両面をとらえているか?
⚫︎このサイトは、そのトピックに関して第一人者として認識されているか?
⚫︎次のような理由で個々のページやサイトに対してしっかりと手がかけられていない状態ではないか?
→コンテンツが外注などにより量産されている
→多くのサイトにコンテンツが分散されている
⚫︎記事はしっかりと編集されているか?それとも急いで雑に作成されたものではないか?
⚫︎健康についての検索に関し、あなたはこのサイトの情報を信頼できるか?
⚫︎サイトの名前を聞いたときに、信頼できるソースだと認識できるか?
⚫︎記事が取り上げているトピックについて、しっかりと全体像がわかる説明がなされているか?
⚫︎記事が、あたりまえのことだけでアンク、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
⚫︎ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
⚫︎記事のメインコンテンツを邪魔するほど、過剰な量の広告がないか?
⚫︎記事が雑誌、百科事典、書籍で読めるようなクオリティか?
⚫︎記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?
⚫︎ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?
⚫︎このサイトのページを見たユーザーが不満を言うか?
「質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス」より抜粋
見ての通り、ぐうの音も出ないほどに「至極真っ当なこと」が提示されています。
もちろん、これらを全て網羅していくに越したことはありませんが、このガイダンスはあくまで自分が基本に立ち返る指針として用いるのが良いのかもしれません。
まずは自分が自信を持って「いいサイトだ」と言えるものを仕上げることに心血を注ぐ。
そうしていくうちに、SEOの意義である、「検索する人が求めている情報を、その人の目線に合わせた表現で伝える」ことに自然とつながってくるのではないでしょうか。
SEO対策を始めたいと思ったら、テクニックに走る前にまず、「10年つかえるSEOの基本」を手にとってみてくださいね。