vol.1に引き続き、神奈川県鎌倉市の七里ヶ浜にある『UMISORA+~スリランカ式アーユルヴェーダサロン~』、オーナーの陽子さんにお話を伺っています。
本場の学びを七里ヶ浜から発信

写真提供:「UMISORA+」
光り輝くリゾート地、スリランカで過ごす癒やしの時間。
海も山もある自然に恵まれた鎌倉の七里ヶ浜にある『UMISORA+』では、まるで現地で過ごすようなアーユルヴェーダ体験ができます。
オーナーである陽子さんが現地でのインスピレーションを生かした、内装やインテリアだけではなく植物や香り、音など、五感でスリランカの空気を感じる空間は、いるだけで気持ちがほどけていくよう…。
「スリランカリゾート」がコンセプトの空間づくり
スリランカを代表する建築家ジェフリー・バワ氏の、自然と共存する建築への考え方をオマージュしたというサロン。
「設計コンセプトから空間づくりまで手掛けたのですが、ワクワクしっぱなしでした。植物や雑貨、家具を選ぶのも楽しい時間」と陽子さん。
サロンに一歩足を踏み入れるとそこは本物のスリランカのよう!
南国を思わせる植物が並び、太陽の光がさんさんと差し込む。
ラタンやココナッツ殻で作られたトロピカル要素がたっぷりの雑貨につい気分が上がります。
「スリランカっていつも動物や鳥の鳴き声がするんですよ」との言葉通り、鳥のさえずりが聴こえる音楽が空間を満たしている。「ソルフェジオ528Hz」という癒やしの音だそう。

実際にトリートメントで使われるスパイスやハーブ
サロン空間は光と影を表現
トリートメントのために通される部屋とのコントラストも面白い。
自然光と植物にあふれる空間で自然とつながり、対話を通して「自分に繋がる」カウンセリングルーム。そして、陰影が生み出す安らぎの空間に身をゆだね、本来の「自分に還る」セラピールーム。
「光と影の対比を作りそれぞれのテーマを設けています」とのこと。

適度な暗さと間接照明が演出する心地よい空間
挨拶は「アーユボーワン」
スリランカの挨拶がとても素敵なのだと陽子さん。
「手を合わせて『アーユボーワン』というのですがアーユは生命、ボーワンは続くという意味」。
「長生きしてまた元気にお会いしましょう」という意味のこの挨拶には、相手を思いやる優しさが込められています。

スリランカ製の木彫りの人形も手を合わせて挨拶
『UMISORA+』のコンセプトは心と体を旅する「アーユルジャーニー」
アーユルヴェーダとジャーニーを掛け合わせた「アーユルジャーニー」が同サロンのコンセプト。
理由を尋ねると、「人生とは旅そのものだと思うから」とのこと。
ゴールへ辿り着くまでには予期せぬハプニングに遭遇したり、かけがえのない出会いに恵まれることもある。
しかもそのゴールは自分自身、陽子さんはアーユルヴェーダを通して「自分を知る」ことの大切さを何度も話されていました。
現代を生きる人が生きづらさを感じているのは、自分に向き合うことを忘れて過ごしているからかも。
「意識して考え始めると、少しずつ思い出していくはず。カウンセリングでは本来の体質から生活環境、食生活をヒアリングしていき、その方の体質(ドーシャ)をみます。
さらに本来の体質(プラクリティ)からどれだけ乱れているかで、不調(ヴィクリティ)を知ることができ、その改善点などをアドバイスできるようになるのです。」と陽子さん。
恩返しの場所として
七里ヶ浜にある同サロンはまた恩返しの場所でもあるという。
「私はものすごく人のご縁に恵まれていつも幸せに感じています。この感謝の気持ちを貢献という形で返していきたいとずっと考えてきました。私がお店を開くことで、少しずつでも恩返しと恩送りができれば」とのこと。
「トリートメントを受けるだけでなく、私の奮闘ぶりに勇気づけられたという方もいらっしゃるようで。苦笑」とはにかんだ笑顔がとてもチャーミングでした。
メニューに迷ったら「薬草アビヤンガ」を

写真提供:『UMISORA+』
vol.1でもお伝えした通り、アーユルヴェーダの目的は3つの生命エネルギー(ドーシャ)を整えて、本来あるべき姿に戻すこと。

風・火・水の3つの生命エネルギー
アーユルヴェーダの定番『アビヤンガ』ではオイルの浸透と発汗がセット。
オイルを浸透させて発汗させることで血行を良くし、体内の代謝を促し毒素排出に導くという。
『UMISORA+』でも薬草オイルを使った全身トリートメント「アビヤンガ」が一番人気のメニュー。
ちなみに「アビヤンガ」は愛のこもった滑らかな手を意味します。
その名前の通りこのメニューは「繰り返しさすってオイルを塗り込む」手技が特徴。

手のぬくもりに癒される「アビヤンガ」(写真提供:『UMISORA+』)
憧れのプラン「シロダーラ」について
アーユルヴェーダと言えば、額にオイルを垂らす「シロダーラ」をイメージする人も多いのでは。
頭もスッキリするし、頭皮が緩んで顔がほぐされる効果が期待でき、「脳内トリートメント」とも呼ばれる憧れのプランです。
ただ、水のエネルギー(カパ)が上がる「シロダーラ」は、雨の日との相性がよくないそう。
つまり雨の日に行うと天候の影響を受けて、体がだるくなってしまうことも。
そのため、スリランカでは、雨の日に「シロダーラ」を行うことはないそうです。
『UMISORA+』では天候や体質をみながら、そのような説明とともに雨の日は「アビヤンガ」を提案されるそうですよ。

憧れのプラン「シロダーラ」(写真提供:『UMISORA+』)
使用しているオイルについて
『UMISORA+』のオイルはスリランカから輸入したもので、コロンボ大学のアーユルヴェーダ専門家ドクターが作ったものを使用。
特にベースとなるオイルは、オーガニックの黒ゴマから搾取したセサミオイルを使われていて、他ではなかなか手に入らない上質なものです。
アビヤンガは押したり揉んだりしないトリートメントも特徴のひとつ。
オイルの質がアーユルヴェーダそのものの質を左右するからこそ、オイル選びにもこだわりが感じられます。
体質別の薬草オイルを肌に浸透させると、約5分で血液に、15分後には骨髄まで浸透していくと言われています。
薬草スチームで発汗
オイルが浸透したら発汗させることで、体だけでなく心のなかの未消化物、毒素排出を促すそうです。
「アーユルヴェーダで必要な発汗の方法はサロンにより異なるので、好みで選ぶのも面白いのでは」と陽子さん。
スチームサウナやヒートマットサウナドームのようなもの方法もあれば、『UMISORA+』のように浄化力の高い薬草を煎じたスチームを椅子に座った状態で全体に浴びる方法も。
マントで体を覆ってスチームを浴びるのですが、毛穴から汗が吹き出します。
顔まで覆うとフェイススチームのような効果も期待できます。

女王様の椅子のようなスチームチェア
トリートメントのあとのお楽しみ [icon name=’fa-heart’]
どのプランでもトリートメントのあとには、ハーブティーのお楽しみが。
一番人気の「薬草アビヤンガ(ロング)」コースでは手作りスイーツ(ローケーキなど)や、鎌倉の食材で作ったフレッシュスムージーが味わえます。
トリートメントのあとの心地がいい状態で、女子会のようなおしゃべりに花が咲く楽しいひとときに。

見た目にも美しいレイヤーカラーの「鎌倉スムージー」
「キャンサーカフェ」もスタート

カフェでは陽子さんお手製のスイーツも(写真はイメージです)
人に恩返しするために七里ヶ浜でオープンしたサロンで、「キャンサーカフェ」もスタートされました。
聞き上手な陽子さんについ話したくなってしまうのでしょう、「誰にも言ったことがなかったのに」と悩みを打ち明けられることも多いそう。
陽子さん自身が、血液がんである悪性リンパ腫を経験されたからこそわかること、寄り添えることがあるのでしょう。
「誰かに話せば心が軽くなりますよ!」と陽子さん。
サードプレイスのような場所に
このカフェでは「誰かの心が安らぐ場を作り、喜びや安心につながる場にしたい」とのこと、まるでサードプレイスのような憩いの場になりそう。
「気分よく帰って行かれる姿を見送りながら、また元気で会いたいなと、いつもお客さまのその後を思ってしまうんですよ」と笑顔。
今後はキャンサーとは関係のない分野でも、オンラインでカウンセリングを行う予定があるそうです。楽しみですね。
ライターmiaの感想
「薬草アビヤンガ(ロング)」を受けましたが、控えめに言ってサイコー!
力強く揉むタイプではないマッサージに、最初は正直物足りないかもと思うも、それこそがアーユルヴェーダの醍醐味であり真髄だと思い知ることに。
その日はもう頭もシャットダウンしたようで、夜8時にはぐっすり。翌朝はまるで生まれ変わったような爽快感!
なにより陽子さんに親近感を感じ、新しい友人が増えたような幸せな気分に。ありがとうございました♡
最後に
アーユルヴェーダサロンは数あれど、どこで受けるかはやはりセラピストさんとの相性という部分も大いにあるのでは。
技術はもちろんですが、包み込むような陽子さんの温かさに触れると、それだけで癒やされた気がしました。
スリランカ生まれの自然の叡智(えいち)アーユルヴェーダから、毎日健やかに生きるヒントを受け取ってみませんか。
※掲載内容は訪問時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください
◀︎◀︎◀︎【七里ヶ浜】伝統医学「アーユルヴェーダ」とは。『UMISORA+』で自分と向き合うひととき vol.1
『UMISORA+~スリランカ式アーユルヴェーダサロン~』
■一日一組限定サロン(要予約)
■access:江ノ島電鉄「七里ヶ浜」駅より徒歩10~12分
■open:10:00〜16:00
■HP(Facebook):https://www.facebook.com/umisoraplus/
■Instagram:@umisora_plus_ayurveda