行動することの大切さって、本当に大きいと思います。
「地球は行動の星」と言われているけれど、それは本当理に叶っているようです。
確かにビジュアライゼーションやイメージを膨らませることで引き寄せるというのもあるけれど、それだけでは現実は動かない。動いたとしても、微々たるものです。
行動を伴わせて初めて、そのイメージの先に辿り着くことができる、その先の世界を体験することができるのではないでしょうか。
時間が持て余すほどあるとき、人は頭を使います。思考を繰り返すのです。
今抱えている問題や悩み(のように見えるもの)、これから先の不安や心配(のように見えるもの)など。どうすればいいのか、本当はこうしたいけれどあの人に迷惑が掛かるかもしれない、失敗するかもしれないなどなど…。
でも実際は、何も始まっていないのです。
現実に起きているのはあなたの頭の中が、あまり気持ちのいい状態ではない、というだけ。その状態を長く持ち続けると、その「あまり気持ちのいい状態ではない」現実が引き寄せられます。
今は特に物ごとの実現化のスピードが速くなっていると言われていますし、実感している人も多いはずです。
私自身も20代半ば、お金はなく時間だけがある状態のとき、もやもやする時期を過ごしていました。それは2年目の海外生活のさなか。
「ワーキングホリデー」という、遊んでも旅しても学んでも働いても、全部してもいい!そんな若者だけに与えられた、魔法のようなビザを手にしていた頃です。
でも私にとっては2年目の海外滞在、遊びではなく海外で仕事をして暮らす、という目標がありました。
ですから本気でここらでキャリアを変えたい、今までの接客業ではない仕事をしたい、でも履歴書を送ってもいい反応がない、その業種は経験者しか募集していない、私は本当にキャリアをしたいのだろうか、旅をしたいんじゃないか…などと、悶々と考えるわけです。
確かに「履歴書を送る」という「行動」をしました。でも、本気の行動ではなかったのです。
本気であったなら私はきっと、その会社を訪れて履歴書を手渡したかもしれない、履歴書をもっと丁寧に書いたかもしれません。
当時は意識していませんでしたが、きっと「送ったけど引っかからなかった」「一応やったからね」という現実でよしとしていたので、そのような現実になっただけだと思います。
結局そのときの私が取った本気の行動は、旅でした。
北米大陸を縦横無尽、陸路で移動しました。見たいもの、体験したいもの、会いたい人、全部叶えました。そんな風に2年目もほぼ全ての時間を旅に費やしたのです。
この行動こそが、心が求める本気の行動だったのです。
旅費を稼ぐために、仕事選びもこだわりを捨てました。でも心から望むことをするという道の上にいたため、私のエネルギーは動き出していたので、その理想ではなかった職場でも最高の友人たちと出会いました。
いったんキャリアのことは忘れて夢中で移動を続けましたが、日本に帰ってから「旅」×「編集」を軸とした、今までで最高の仕事に就くことができました。結果、キャリアチェンジになっていたのです。
このことは行動した分だけ、つまり注いだエネルギーの分だけ、ほかの面においても一緒に引き上げられて運勢が回り出す、という感覚に気付くために必要なことだと今はわかります。
そして私にとって一番、行動の大切さを実感した象徴的なできごとなのですが、その後も、あのときほどではないものの「考えるな、動け」と再度気付かされたり、後押しされるようなことがあったように思います。
また旅をしている間、あれこれ頭で考えることもなくなりました。
「プランを考える」ことがあるのでは、と思われるかもしれませんが、考える必要がないくらい「直感と流れ」に乗るだけ、というシンプルさに目覚めていったのです。
あのときの経験は今でも生きていて、ちょっとでも頭で考えることがあると、ちゃんと本気の行動しているのか、と振り返るいい機会になっています。
必ずしもその先に繋がる行動である必要はなくて、目の前に来たチャンス、自然な流れですることになったこと、などでいいのです。そこに心を込めてエネルギーを費やしてみる。
そのエネルギーの熱量分だけあなたにとっての最善へのルートに乗っかり、拡大し開運に繋がっているのだと思うのですよ。それも気付けばそうなっていた!という、軽やかな道のりで。
もちろんやりたいことがあっての第一歩も素晴らしい!「目標へ一歩進んだのだ」と実感できることがまた素晴らしいのです。
そんなわけで私もまた一歩、自分に繋がるため、またこの「My Shining Life」によりエネルギーを注ぐために今夜からある場所へ、向かいます。行動ありき!
文:mia