「洗たくマグちゃん」が話題!毎日の洗濯をもっとサステイナブルに

最近SNSなどで話題の洗たくマグちゃんをご存じですか。

高純度のマグネシウムを粒状にして布袋に入れた洗濯補助用品で、 水を弱アルカリ性に変えることで洗濯をサポートする仕組みだとか。

洗濯排水の地球環境への負荷が通常の洗剤に比べて少ないことから、ナチュラル志向の人やサステイナブルな暮らしを実践している人々にとても人気です。

 

「洗たくマグちゃん」の3つのゼロ

1.香料

2.蛍光像白材

3.漂白剤

環境や人体に影響を及ぼすとされているこの3つの成分が使われていないのが嬉しいですね。

ただあくまで洗濯補助用品なので、汚れの度合いによっては洗剤の補助として洗たくマグちゃんを利用することが推奨されています。

 

「洗たくマグちゃん」の使い方

基本は洗濯機の中に入れるだけ

特に目立った汚れがない場合は、洗濯機の中に洗たくマグちゃんを入れるだけ。
洗たくマグちゃんひとつで「23L/3kg」の洗濯物に対応できます。
容量に応じて、洗たくマグちゃんの使用個数を増やしてください。
また、洗う時間は15分以上に設定することが推奨されています。

部分汚れがある場合

洗濯物に部分汚れがある場合は、 事前に洗濯石鹸や重曹などでつけ洗いをした後に、洗たくマグちゃんと一緒に洗濯機に入れてください。
また、ワインやコーヒーなどのしつこい汚れが付着している場合は、合成液体洗剤と一緒に洗たくマグちゃんを入れると洗浄力が高まります。

自分にベストな使い方を模索していこう

「洗濯に使うのは洗たくマグちゃんだけ!」と決めつけずに、 お持ちの合成洗剤やおしゃれ着用洗剤などと併用しながら、自分にベストな使い方を模索していきましょう。
また地域によっては水の硬度の問題で、洗たくマグちゃんが洗濯機に負担をかけてしまうこともあるようです。
興味がある方は、過信せずに「物は試し」の精神で使ってみては。

メリット&デメリットを知ろう

サステイナブルの重要性が問われている今、とても注目を集めている洗たくマグちゃんですが、メリットとデメリットの両方の面を知った上で納得して購入したいもの。

今の段階ではこのような内容が挙げられます。

 

メリット

1)環境への負荷が少ない

「洗たくマグちゃん」は 合成界面活性剤などを使用していないため、市販の洗剤と違って洗濯排水が環境汚染につながることはありません。

使う人と地球に優しくサステイナビリティに配慮されているのが大きな特長です。

 

2)お財布に優しい

「環境に優しい」を謳った自然派の洗剤は通常より少し高めの料金設定。

洗たくマグちゃんだとたったひとつで約300回使用可能。コスパの高さがわかりますね。

ですから 人によっては、マグちゃんひとつで約一年分の洗濯が可能に!

3)肌にも優しい

市販の洗剤にはさまざまな成分が含まれているので、敏感肌など肌トラブルのある人は、洗剤を選ぶのに苦労しているかもしれません。

洗たくマグちゃんの成分は高純度マグネシウムのみと、 余計なものが入っていないので結果、ほとんどの人の肌にも優しいと言えます。

 

デメリット

1)消費者庁から「根拠なし」と措置命令

20214月に消費者庁から景品表示法違反に当たるとして、措置命令が下されているのも事実。

実はこのこともあり、皮肉にも洗たくマグちゃんは世に知られることとなりました。

消費者庁からは、 マグネシウムの効果などに対し「根拠がない」と、景品表示違反法に入るとされたのです。

ですが実際に洗浄率試験により洗浄効果、官能試験2点試験法により消臭効果がそれぞれ確認されています。

参考文献)

 

2)マグネシウムを使った洗剤の研究はこれから?

洗たくマグちゃんに使われる、金属マグネシウムには微生物に対する毒性があるという見方も。

つまり マグネシウムを水に溶かして流し続けると、水生生物への毒性を発揮してしまう恐れがあるのだとか。

ただこれもまだ研究がされていないという点で、確証はないということです。

 

消費者庁から効果が疑われている件について

洗たくマグちゃんの「効果」については、さまざまな意見がネット上に溢れています。

問題のある誇大広告は確かに存在しますが、洗濯マグちゃんが措置を受けたのは果たしてそのせいなのかは疑問が残ります。

ネット上で少し探してみれば「洗浄力に問題なし」「消臭効果を実感」という口コミも多数。

ですが先述した通り、消費者庁としては効果の根拠がないと強調しています。

【編集長さくみの口コミ [icon name=’ fa-comment-o’] 】

私の個人的な体験では洗たくマグちゃんは「しっかり効果あり」です。

事前に重曹水につけておいた布ナプキンも、洗たくマグちゃんを使った洗濯ですっかり汚れが落ちており、その洗浄力の高さにビックリしました。

 

「洗剤の要らない洗濯機」を思い起こさせる流れが。。

ここで思い出されるのが2001年に発売された、三洋電機の「洗剤が要らない洗濯機」の一件。

この際には大手の洗剤を販売するメーカーが所属する日本石鹸洗剤工業組合が、「そんなわけがない」と追加実験を行いメディアに発表。

「効果のあるなし」で争いは続き、2011年には三洋電機という会社そのものがなくなりました。

そして現在に至るまで、どの電機メーカーからも「洗剤の要らない洗濯機」は販売されていません。

冷静な頭で考えると、このやり取りや争いにはとても違和感が残ります。

言及は避けますが、石鹸業界には「洗濯に洗剤が必要でもそうでなくても、どちらもOK」では都合が悪い理由があったのだと察します。

 

消費者庁の意見と自分の体感、どちらを信じるべきか

「洗剤の要らない洗濯機」も洗たくマグちゃんも、きっと地球環境やサステイナビリティを考えて使い始めた人が多いはず。

それぞれが自らの意思でその選択をしたのなら、引いてみれば理想的なことですよね。

少し複雑な背景を知った上で 洗たくマグちゃんは消費者の意見を信じるか、消費者庁の意見や自分の体感を信じるか、私たちに問われる商品かもしれません。

 

購入する際は必ず公式サイトから!

措置命令を受けたことをきっかけにかえって注目度が上がってしまい、模倣品の流出も問題に。

購入する際は必ず公式サイト、マグちゃんショップ楽天市場店、正規認証販売店から購入するようにしましょう。

[icon name=’ fa-home’] 公式サイト→マグちゃん online shop

 

まとめ

洗たくマグちゃんについてご紹介しました。

洗剤の量を減らせる(もしくは使わない)、人と地球に優しいサステイナブルな洗濯補助用品。

添加物が一切入っていないのは消費者として嬉しいですが、金属マグネシウム自体の安全性もまだ実証されていないという声もあります。

何ごともそうですが、ひとつの情報を過信せず調べた上で納得して使うようにしたいものですね。

ただ、新しい時代の洗濯剤という洗たくマグちゃんのコンセプトは大変興味深いです。

興味のある人はぜひ一度実際に試し、効果を体験されてみては。

文:mia  構成:さくみ 編集:さくみ

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