生活のために働く必要がなくなっても続けたい、今の私の仕事

「お金のために頑張って働く!」という言い訳が通用しない世界になったら、あなたは今の仕事を続けますか?

AIの凄まじい発達により、そう遠くない未来、そんな世界がやってきてもおかしくはありません。

そんな”新世界”にも通用する「仕事観」を持つライターのmiaの連載「この世界が終わっても変わらない私の仕事観」。

更新です!

 

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「この世界、すなわち生活のために働く世界、が終幕を迎えたとしても私は今の仕事を続ける」。

初回からなかなかパンチのある、興味深いテーマを受け取ったmiaです。「続けるのか?」ではなく、もう断言しちゃってますからね、編集長が。笑

 

結論から言うと「ある意味では」、そうだろうなと思います。

書き尽くした表現ではあるけれど、私にとってライティングとはせずにはいられないこと。

だから今の時代が終わろうが関係がない。仕事だろうが仕事でなかろうが、今までだって書いてきたのだから、これからも何も変わらないと思うのです。

 

近い未来にあり得る話としては、ベーシックインカムやそれに近いものが導入される、AIの知能向上によって多くの仕事のあり方が変わってしまうといったこと。

例えばベーシックインカムとして、最低限の暮らしを守ってくれる額が毎月振り込まれるとしたら。しかもこの国に暮らす全ての人に・・!

 

私はきっと喜んでその定額収入を享受しつつも、引き続きライティングを続けるはず。笑

しかも「生活のために」働かなくていいのなら、心にゆとりも生まれます。すると、今以上に仕事内容を選ぶようにはなると思います。

つまり今までは「書く」ことが好きだからと受けていたあらゆる書く仕事を、書きたいテーマにもっと絞っていくだろうし、さらに言えば自然派ブログやnoteの旅エッセイなど、お金にはならないけれど好きなライティングにより注力するかもしれない、いや、そうなるに違いない。笑

つまり冒頭で「ある意味では」と言ったのは、そういうお金にはならないけれど書きたくて仕方ないことの割合がより多くなるだろうと想像がつくからです。

実際には、書きたくて仕方ないこととお金になることの接点を日々探りながら、「書きたいことで豊かさが循環する」ライティングを模索中なのですが…。

 

ライターって基本は求められて初めて収入が発生します。

例えば「この専門的で難しく聞こえる話を、嚙み砕いてわかりやすく伝えてくださいな」とか、「このお店(宿、グルメ)の魅力を必要な人に届けてくださいな」とか、そういうのがライターの仕事。

だからプロの書く文章というのは、一見とても簡単に見えるのだけれど、そこまで辿り着くまでにどれほどのリサーチと裏付けと一文字ごとの調整があるのか、と言う部分まで想像してもらえるとライター冥利に尽きます。笑

 

さて、でも社会的に求められない個人の散文のなかにも、深くて面白く読む人の時間を豊かにする文章ってたくさんありますよね。

私自身も今まで数え切れないほど、そういった文章(プロアマ関係なく!)に触れてきて、ワクワクしたり励まされたりしたことがあります。

風の時代には、個性やその人であることに価値が付く、と言われています。

そうなれば、ただシンプルに好きで書いた何かに、想像以上の価値が付くことだってあるかもしれない。それこそ本当の幸せな循環だな、と思うのです。そして私はそれが、待ち切れない!笑

 

またAIの性能が向上することで仕事を奪われる、と恐れる人もいるのかもしれませんが、ライティングに関してもまとめ記事やプレスリリースなんかの型がある記事は、きっとこなせてしまうだろうなと思います。

だったらもう「書かなければいけないこと」は天才AIの頭脳にお任せして、私は「書きたいこと」だけ書く時代が来るのだろうな、と。

書いていて気づいたけれど、いずれにしても私にとって良いことしかなくないですか、これ?笑

 

皆さんにとってはどうですか。今している仕事は、今の時代が終わっても引き続きしたいことでしょうか。

「はい」とすぐ答えられるならとても幸せなこと。そうでないなら、この機会に「じゃあ、私って何をして過ごしたいだろう」と考えてみてもいいかもしれませんね。

文:mia

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