マクロビ、ヴィーガンなど食事法の種類は豊富!自分に合ったものを知ろう

 

菜食主義のひとつ、ベジタリアンが日本にも浸透して久しいですが、最近ではヴィーガン、マクロビオティック、フルータリアンなど様々な食事法の種類について、耳にするようになりました。

「それっていったい何にどういいの?」と思う方も多いはず。今回はそれぞれの違いや特徴、魅力などをご紹介します。

自分の食生活に取り入れる、取り入れないだけではなく、それぞれの食事法を選ぶ人たちや周りの人が理解し合えるきっかけになればと思います。

 

1.マクロビオティックについて

マクロビオティック

マクロビオティックとは、明治時代に軍医として活躍した石塚左玄が残した「食養学」をベースに、創始者桜沢如一が提唱した食事法です。

なお、Wikipediaでマクロビオティックを調べると下記のように出てきます。

「従来の食養に、桜沢如一による陰陽論を交えた食事法ないし思想である。

玄米、全粒粉を主食とし、主に豆類、野菜、海草類、塩から組み立てられた食事である。身土不二、陰陽調和、一物全体といった独自の哲学を持つ」

アメリカから逆輸入され広まった

現在は世界へ広く普及しているマクロビオティックですが、これは桜沢如一の遺志を受け継いだ久司道夫が確立した「久司マクロビオティック」を熱心にアメリカで啓蒙、教育活動した結果です。

それによりまた逆輸入されるという形で日本で広まったのです。

 

「陰陽調和論」が基にある食事法

マクロビオティックを象徴する考え方に、陰陽調和論があります。

食べ物に限らず、この世に存在する全てのものごとに陰と陽の性質があるとし、そのバランスが取れた中庸の状態を保つことが大切だと言います。

 

どちらかに偏らずバランスよくなるよう調理し、食べる

食材で言えば寒い地域で育つものは陽性、温暖な地域で育つものは陰性、また葉野菜は陰性、根菜は陽性など。

一般的に陰性は体を冷やし、陽性は体を温めるのでどちらかに偏らずバランスよくなるよう調理し、食べることをマクロビオティックでは提案しています。

 

「身土不二」や「一物全体」の考え方

陰陽調和論に並ぶ、マクロビオティック哲学に身土不二や一物全体があります。

 

(1)身土不二とは

身土不二とは住んでいる土地に昔から伝わる食べ物、その土地で採れる食材を重んじるという考え方です。

新鮮で栄養価が高いことはもちろん、その土地に生きる人にとって必要な栄養素が摂取できるというメリットも。

 

(2)一物全体とは

一物全体とは、できるだけ自然の環境で育てられたものを、できるだけ丸ごと全体食べることが望ましいという考え方。

昨今では農薬や化学肥料の影響から、皮を進んで食べる人も少ないでしょう。

だからこそ自然に育てられた、つまり農薬に頼らない栽培法のオーガニック野菜などを選ぶことが重要になります。

丸ごといただくことで、食材の持つエネルギーをバランスよく摂取でき、生ごみを減らすという意味でもメリットは大きいのです。

2.ベジタリアンの種類や内容の違い

ベジタリアンの食事

ベジタリアンとは広く菜食主義者のことです。

詳しく知らない人でもベジタリアンなら、「動物性食品を食べない食生活」のことだろうと察しがつくのではないでしょうか。

さらにその中にも細分化された種類があるので、その分類をいくつかご紹介します。

 

(1)ヴィーガン

ヴィーガンとは完全菜食主義者のことです。

卵・乳製品・肉・魚・はちみつなど動物性食品を一切食べません。

 

(2)オリエンタルベジタリアン

オリエンタルベジタリアンは、動物性のものは一切取りません。

さらに五葷(ごくん)と呼ばれる大蒜、韮、らっきょう、葱(玉葱も含む)、浅葱の五つの植物も食べない仏教の影響が強いベジタリアンのことを指します。

 

(3)ラクト・ベジタリアン

ラクト・ベジタリアンは、肉や魚、卵は食べず、乳製品やはちみつは食べます

 

(4)フルータリアン

フルータリアンとは植物の命を重んじると言う主に思想的な理由で、果実、種子、ナッツのみを食べる食事法。

 

こちらに挙げたものはほんの一部!

こちらに挙げたものはほんの一部で、肉でも鶏は食べられる、赤身は食べないが白身は食べる、など細かい分類がこれほどあるのに驚きます。

宗教的な理由、健康や思想を重んじた理由などで実践されているこれらの食事法、日本ではまだまだ知られていません。

でも知識として知っておくことで、さまざまな選択肢への理解ができたり、自分自身の食事法の枠を広げるきっかけになるかもしれませんね。

3.日本人本来の食生活がやっぱりいい!?

玄米

上記で紹介した通り、昨今、健康に良さそうで魅力的な食事法の情報が世の中に溢れています。

トレンドに敏感な人は色々なものが気になり、実際に試している人々も多いはず。

でも同時に実は今「日本人本来の食生活を取り戻そう」と、原点回帰を提唱する料理家や専門家などが増えている動きもあるようです。

 

「一汁三菜」はバランスが取れ理想的

  • 一汁:汁物を指す。文字通り汁気の多い料理で、たとえば味噌汁やスープ類など。
  •  三菜:汁物以外のおかずを指す。「主菜」1点と「副菜」2点、あわせて3点のおかずで「三菜」という。
  • 主菜:肉、魚、卵や大豆などがメインのおかずを指す。ハンバーグや焼き魚、冷ややっこやオムレツも主菜。
  • 副菜:野菜や海藻がメインのおかずを指す。サラダや野菜炒め、酢の物、煮物など。

和食の基本スタイルのひとつである一汁三菜は、バランスが取れて理想的だとされています。

主役は米と汁物、そして漬け物(香の物)に加えて、肉や魚も含めた主菜と副菜の合わせて3菜が並びます。

ちなみに漬け物はおかずとしてカウントされません。

 

「一汁一菜」なら手軽に始められる

また料理研究家の土井善晴さんが、「一汁一菜」の提案した本を出版され、話題になっていますよね。

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忙しい現代人は食事の用意をする時間を取るのも大変で、三菜も用意するのはハードルが高いという声もあります。

そこで彼が提案するのは、米と味噌汁に一品の一汁一菜。それすら大変な時は、旬の野菜など具材をたっぷり入れた具沢山味噌汁と米、というスタイル。

思いのほかお腹も満たされますし、旬の素材を使った自然が生み出す味は、飽きがこないのが魅力です。

しかも忙しさが言い訳にならないほど、手軽に始められそうなのもいいですね。

 

玄米菜食が注目される理由

玄米菜食とは言葉通り、玄米と野菜を食べる食生活を指します。

これは日本の伝統的な食事で、明治時代に活躍した軍医石塚左玄がいち早くその素晴らしさを提唱していたことで知られています。

その教えが「食養学」にあり、その中で歯の構造からも人間は本来穀物を主食とすべきだと謳っています。

またこの「食養学」は、先に紹介した「マクロビオティック」の考え方のルーツになったと言われ、マクロビオティックが世に出るほど、玄米菜食の良さが改めて注目されているようです。

まとめ:自分の体の声に耳を傾けて取捨選択を

健康的な食事法の女性

世界的な食事法から日本古来の食生活など幅広くご紹介しましたが、いかがでしたか。

全てを取り入れることを提案しているのではなく、大切なのは自分の体の声に耳を傾けて取捨選択すること。

そうすれば、肉や乳製品を食べた後はお腹の調子が良くない、小麦を食べたら肌にくる、フルーツを食べると体が軽いなど、体をしっかりと感じると不要なものや必要なものがわかるかもしれません。

自分に合いそうなものを色々と試しながら、気持ちよく続けられる食事法に辿り着けたら、それは素晴らしいことですね。

食事法を意識する、そのきっかけになれば嬉しく思います。

文:mia  構成:mia  編集:さくみ

[ マクロビ、ヴィーガンなど食事法の種類は豊富!自分に合ったもの... ]2019/08/22 13:36